「スマ婚」とは？今、問われる業界の体質に思う！

最近この本が出版されました。




スマ婚　とはスマート婚礼の略らしいのですが、最近の不必要に高額な結婚式場のからくりにスポットを当て

そこをカットすることで、クオリティーを落とさずに、価格をリーズナブルにする。

というものです。そのスマ婚が首都圏ではヒットしているという内容です。

スマ婚に関しては、考え方は共感できますが、数で勝負的な業態ですから私の考えとは少し違うようです。

もっとお客様とのコミュニケーションを大切にし、一組一組にしっかり関わっていくというのが

当社のやり方です。



この本にも書かれていますが、現在の大手結婚式場に象徴される、儲けの体質に切り込んでいる部分は、

一般の方には信じられないかも・・・と思わせるくらいリアルに描かれています。

業界人が読めば、それが事実であることは明らかです。


式場を探されているお二人にいきなりこの本を読ませるとショックが大きいかもしれませんが、

これが現実だということを頭に入れて、結婚式や披露宴を もう一度一から見直して欲しいとも思いました。


持ち込み禁止や、法外な持ち込み料を科すことで、利益の減少を食い止めている、

つまり自分たちの企業利益の追求にばかり目を向けて、お客さんの方を向いていないブライダル産業。


こんな状況がいつまで続くのでしょう。

良心的な式場やレストランなど、本当に価値あるウェディングを広めていけるよう

身近なところから変えていけたら良いなと思っています。


自分たちのお金が無くても結婚式が出来る・・・？？？

私も同じような仕事してるので、いろいろな方から聞かれます。

アミューズのプロデュースポリシーは

『無駄なお金をかけずにリーズナブルでコストパフォーマンスの高い結婚式・披露宴を提供する』

と言う事。決してお祝儀だけで全てを賄えるとは言っていません。


さて、本当にお祝儀だけで全てを賄なう事は可能でしょうか？？

結論から言うと（あくまで私の主観です）、出来る！！！けど出来ない！！！。

やろうと思えば出来るということですが・・・

ただ、お勧めはしていませんし、個人的には反対です。


せっかくの休日を割いて、ましてや交通費をかけてまで遠方から自分たちのために来ていただく方々から頂いた

心のこもったお祝儀（お祝い）に対しては、しっかり形にしてお返しすべきだと思います。

料理、飲み物、引き出物、会場装花、司会者、印刷物、お車代の一部など、出席者に関わる部分を、

お祝儀で賄う事は可能だと思います。

ここまでの部分での　お祝儀＝掛る費用　はOKだと思っています。


但し、自分たちの衣裳代・美容代・写真代・ビデオ代・挙式に関わる費用などは自分たちで負担してもらいたい

と言うのが私の考え方です。

つまり、自分たちのお金が無ければ、この部分を質素にすることを考えればいいわけです。

ここを派手にしたければその分自分たちが負担すれば良い訳ですね。



会場の選び方によっては、本来お祝儀で賄える費用までも、オーバーしてしまうところも有りますので

アミューズでは料理などのパフォーマンスを考えながら、充分満足できる会場をご提案しています。

同じ金額の料理でも会場によってずいぶん内容は違っていますから。


自分たちでご負担いただく部分に関しても、他社よりもクォリティーの高いものを割安にご提供できるように

努力しています。

サロンもスタジオと兼用ですし、広告も最小限のものしか出していません。


式場紹介センターやウェディング関連のサロンの多くは人通りの多い街中や、ショッピングモール、

デパートなどに有りますよね。

明らかにコストの掛かる場所にサロンを構えたり、莫大なCM経費を使って宣伝するなど、その経費はどこかで

稼がなければなりません、それが目に見えないところでお客様の負担で賄われてるのですから、

結局はどこかで高い買い物をしている事になると思います。



最終的に自己負担が必要になるとしたら・・・・

最初から自己負担も必要だと判った上で考えたほうが懸命ですよね。

本当にお金がないのなら何もしないのが原則です。

少しでも予算があれば、記念写真だけ撮っておく、挙式だけ挙げる、などの選択肢もあります。


どうしてもパーティーがしたければ、友人などにお願いをして、会費制のパーティーを主催してもらえば、

自分たちの負担を最小限にする事は可能ですが、あくまで自分たちが主催しないようにしてください。

自分たちで自分たちを祝うパーティーを企画して会費を取るというのは良くないですよね。

友人に発起人になってもらうのがよいでしょう。

アミューズではそのようなご相談にも無料で応じておりますので、お気軽にお問い合わせください。


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